参考リンク(企業データ)

おまけとして、三菱自動車の面接を受ける前に是非目を通しておいてもらいたい書籍やサイトを紹介しておきたい。なお、就職活動中の学生であれば、当然、三菱自動車ホームページの「採用情報」のサイトなどは既に読んでいると思うので、それ以外を紹介。


有価証券報告書

今期の決算結果と来期予想、財務諸表等々が詳細に書かれてあるが、読みたい部分は「対処すべき課題」である。上場企業は年度決算の数字を発表するとともに、来期の予想数字も公表することとなっているが、これを達成するために、三菱自動車が今後何を行っていくのかというコミットメントがここに書かれてある。是非、最新版に目を通しておこう。

CSRレポート

三菱自動車に限らず、かつて世間を騒がせる不祥事を起こした会社は、外部へどういった再犯防止体制を構築しているのか、外部にアピールする必要があり、その詳細はCSRレポートで読むことができる。その他、スポーツ活動やボランティア、スターキャンプなど、あまり知られていない三菱自動車の一面も書かれているので、読んでみる価値はあるだろう。

株主通信

自社の株主へ向けた手紙がこの株主通信だ。最近、上場会社は個人投資家、つまりプロではない普通の一般人株主を増やそうと努力しており、その一環として、読みやすい、分かりやすい報告書=株主通信が作成されている。内容は学生が読んでもわかりやすいと思うので、最低でもこれだけは読んでおいた方が良いと思う。

MITSUBISHI MOTORS TV

これは三菱自動車公式のyoutubeチャンネルだ。他の自動車メーカーと比べて明らかにCM数が少ないが気にしてはならない。色々あるけれど、とりあえずアウトランダーPHEVのテクノロジーを解説している動画だけは一度は目を通しておこう。この三菱ダイナミックシールドがレクサスのRXシリーズと似ていることは、自動車業界で働く者であれば一瞬で分かると思うが、気のせいだ。なお、動画の解説はモータージャーナリストの五味康隆氏である(先代のアウトランダーPHEVはパックンことパトリック・ハーランがプレゼンターで、それも味があって結構良かった)。
余談だが、アウトランダーPHEVのCMの一つにショーンKことショーン川上氏を起用していたことは、後々のことを考えると皮肉としか思えない(公式動画は既に削除されている)。

自動車業界の動向としくみがよ~くわかる本 

これは三菱自動車に限らず、自動車業界を志望する学生であれば、業界研究方法の第一歩としてとりあえず手元において読んでおきたい一冊だ。他にも業界のまとめ本は存在するが、この本が一番内容がまとまっていて、かつ新しい。自動車業界の課題、今度の動向や将来性を考える上で有用だ。もちろん、世界初の量産型電気自動車としてi-MiEV(アイミーブ)が紹介されているページもある。
ちなみに、本書は就職した後も、ちょくちょく読むことになるので、買っておいて損はないだろう。



会社四季報 業界地図

自動車産業だけではなく、様々な業界のデータがコンパクトに見やすく掲載されている。自動車業界に関しては、日本国内はもちろん、世界規模での自動車メーカーの相関図、自動車販売台数ランキングがまとめられており、これを見れば三菱自動車の業界内ポジションが良く分かる。また、自動車部品業界についても掲載されているが、それらを見れば、自動車業界全般にわたってトヨタグループの影響力の強さを目の当たりにすることができるだろう。

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その他、自動車業界全般の情報の入手先として手軽に利用できるのは、自工会(日本自動車工業会)のホームページとレスポンスの2つ。特にレスポンスでは国内メーカーに限らず新型車の最新ニュースがタイムリーに紹介されているので、読んでいて飽きない。

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